野戸久嗣さんに直接お会いしてインタビューさせて頂いたのは2016年秋のこと。
これまでの音楽キャリアのお話、バンドmagoo swim(マグースイム)のお話、作詞作曲されて大ヒットしたSMAP「Fly」にまつわるエピソード、お仕事の一つであるボイストレーニングのお話、アイドル・グループ"フィロソフィーのダンス"に曲提供をなさっているお話、趣味のお話など多岐に渡りたっぷり聞かせて頂いた。
その時に特に印象に残ったのは、初のソロアルバムを作っているというお話だった。野戸さんほどのキャリアの持ち主でも、音楽の道の険しさや作品をリリースしないと世の中に認知されないものだと考えていることを実感込めて語って下さり個人的にもガツンと響いたインタビューだった。
そして今回『SOUL ADDRESS:WAH MEMORIES』をアナログレコード+CDという形態でリリース。
これはもうお話を伺わなくては!と今回のロング・インタビューに至った。アルバムを聴きながらぜひお読み頂きたい濃い内容になった。(2018年2月)


---以前、野戸さんにお会いしてのインタビューの際、ソロアルバムを制作なさっていることは伺っておりましたが、ついに完成!しみじみと何度も聴きたくなるいいアルバムで、お伺いしたいことが沢山あります。
まず、『SOUL ADDRESS:WAH MEMORIES』、このアルバムタイトルに込めた思いを伺えますか?
A面とB面で別のタイトルになっているんですね。


野戸:はい、制作期間後半でそろそろ何かアルバムタイトルをと思った時、咄嗟に浮かんだのが『SOUL ADDRESS : WAH MEMORIES』(ソウル・アドレス:ワウ・メモリーズ)でした。『魂の居場所、つまりは感情の込み上げる想い出の刻まれた場所。』そこは、『ここにいること。ここまで来たこと。』という事実がある瞬間と感じます。アルバムの全曲は過去ではない、その時々の『今』を歌っています。

歌詞を見てもらうと、1曲目『零点』(れいてん)では、一歩踏み出す場面から始まり、ラスト曲『新しい魂』では過去に戻れない点として「古い魂ではいられない」気持ちが続いていく、そんな流れになっています。
パッと浮かんだアルバムタイトルですが、思いの込もったなかなか良いタイトルでしょう?

A面B面のタイトルは、レコードでは物理的に区別があるので、盤面を裏返した所で少し気分を変えて聴いてもらおうと思い、B面は『MEMORIES』というか、記憶の風景部分が見えやすい曲が並んだので、アルバムタイトルをA面B面で割ってみました。遊びです。

---制作期間はトータルでどのぐらいですか?
講師やボイストレーニング、音楽制作等のお仕事の合間に時間を見つけての制作ということでしたよね。


野戸:データを見返すと、曲としてはB面1曲目『Ambasa!』の音源を2013年7月から作り始めていますが、アナログ盤として今回のアルバム内容を構想して着手したのは2015年9月からで、完成が去年の夏、期間でいうと約2年です。長く掛かった理由は、ゲストの録音以外は仰る通りレギュラーの仕事時間外での制作だったからです。曲制作が飛び飛びだったので、出来た曲を聴き返しながらアルバム完成をイメージし、それに近づくよう曲を足していきました。早い段階で明確にイメージが浮かんだので、作ってから入れなかった物は一曲だけでした。

---アナログにCDも付いているという珍しい形態ですね。この形態を選ばれた経緯を教えて頂けますか?

野戸:今回アナログ盤で出すこと自体が僕の作品表現の一部ですが、レコードプレーヤーがないと聴けない事で聴き手を限定したいわけではありませんでした。幸いあまりコストが掛からなかったので、CDを付けることにしました。プレスの為の音調整をサイデラ・マスタリングに依頼し、同内容ながらレコードとCDでは違う印象で聴けるようにしてもらえたので、結果成功したと思っています。

---ここからは一曲ずつお伺いします。

sideA SOUL ADDRESS
A1. 零点

---野戸さんがシンプルに歌を聴かせる。野戸さんの声そのものをフィーチャーしている印象。バックサウンドが寒そうで、歌詞からすると北海道、野戸さんの原点を歌ったものなのかな?と感じました。

野戸:長い間まとまった作品を発表しなかった自分にとって、アルバム幕開けの1曲目に華やかなオープニングソングを持ってくる形には自然となりませんでした。トンネル開けからバーンと聴かせても良いのにトンネルの中でも歌ってるところから始めたいというような感じで。

歌詞からすると、そうですね、生まれた土地で真冬に書きました。曲、バックトラックは作詞以前に作ってありましたが、どんな詞の内容にするか全く決めていませんでした。ですが、歌詞と相まって確かに寒そうですね。原点を歌ったものなのかなと言われ、あらためて聴くと、意図せず、音楽以前に立ち返っているようにも思われます。育った場所から離れて随分経ちますが、そういえば帰省して作詞したのは初めてでした。
曲の着想時にマーヴィン・ゲイとジェイムス・ブレイクが頭の中に浮かびました。声そのものの周りに音がある感じは当初から見えていた方向性でした。

A2. Bridge Over Troubled City〜The Turnback(Part1&Part2)
---軽やかなバッキング、ベースラインにのせつつも、ミドルエイジならではの気持ち、共感する同世代も多いと思う歌詞ですね。3部に分かれている経緯も教えて頂けますか?

野戸:『The Turnback』はライブではいつも、オルガンと歌のみで一節やってから、ピアノ、バンドと順に入ってきて曲が進んでいくアレンジで演奏しています。

https://soundcloud.com/uhvannoiz/1noto440turnback440

アナログ盤ではLPでも、CDに比べて収録出来る時間がかなり短いので、曲の長さ・構成をスリムにする必要がありました。その中でこの曲の始まりを何か違う形にして、メドレーとして聴かせるアイデアが浮かびました。
Part1&Part2というのは、長尺ファンクで7インチレコードA面B面に分けて収録する際などに使うやり方なのですが、1曲中1番2番をつないだままアレンジを変えるアイデアはあまり聞いたことがなかったので、やってみました。『The Turnback』は80年代のヒット曲によくあったリズムを使っています。思いつくままに挙げるとジョン・レノン『Nobody Told Me』、ドナルド・フェイゲン『I.G.Y.』、Tears For Fears『EverybodysWants To Rule The World』。

Part1は、80年代サウンドの意匠をと思い、シンセベースやエレクトリックドラムのシモンズをドラム音に使っています。対してPart2は、ライブに近いアレンジにしています。現在につながるような幾分アコースティックなイメージです。
80年代と言いましたが、60年代末からの初期フィラデルフィア・ソウルとゴスペルの影響も色濃く出ているとも感じます。

歌詞に関しては、とてもリアルです。30代に入った頃でしょうか、「20代後半は取り返しのつかない失敗!?」と脳裏を掠めるのを、違う違うとブルブル頭を振るような心境の時期もありましたが、気づけばそれも大分昔の話ですよ。とは言うものの、若い人の中にも共感する人がいるらしいですよ。良かったです。

『Bridge Over Troubled City』では実際の胎児の鼓動音を使いました。冬枯れた大地から人の犇めく街への架け橋を渡っていく曲です。何せ生きていますから明かりに向かいますよ、虫のように。なんてね。

◆A3. あいすみません
---アルバム全体で沢山の楽器をご自身で弾いていらしてるのが凄いです。ここは生音で、ここは打ち込みで、というのはどういう判断でしょうか。この曲はブルースというのでしょうか。深い歌詞を確かな歌唱力で歌い上げる野戸さんの真骨頂を感じました。オルガンと口笛が効いててかっこいい!

野戸:生音と打ち込みの判断ですが、まずドラムは全て打ち込みにしようと決めました。僕は90年代後半にヒップホップを生音でやるバンドThe Rootsに影響を受けました。生音と打ち込みが渾然一体となったグルーヴや、生を超えたと感じたトラック、その周辺のものを聴き進めた頃から、区別する意識は無くなりました。どちらかに寄せなくても有機的に混ざり合って聴こえる耳になって。今の音楽もそのようなものだと思います。今作では生ドラムを録る準備が出来なかったということもあります。
他の楽器に関しては、オルガンやギター、ベース、弾いたら楽しい物は手弾きにしました。

この曲『あいすみません』にブルースを感じてもらえたのはとても光栄です。慰め、励ます内容になっていますが、そんな言葉を掛ける時は概して自分に言い聞かせているような感覚にもなります。嘆きの歌になっているのかもしれません。

サウンド的には僕が生まれた頃に全盛期を迎えていたファンクグループ、Sly&The Family Stoneの『Spaced Cowboy』をここでやってやれと思い臨みました。
口笛、ライブでは全然吹けないんですよ。音が出ない。レコーディングでは良く鳴ったのに。

◆A4. Service Ace
---多重コーラスですね、野戸さんの低音の魅力もたっぷり!
人生をスポーツ試合に例えているのでしょうか。惹きこまれる歌詞でした。


野戸:この曲はテニスの歌です。時として短時間をとても長く感じることがありますよね。その中で一喜一憂する、試合ですとミスを引きずると命取りになる。冷静になって気持ちを上向きにして良い波に乗っていく。そんな気分を歌っています。
きっちり合わせる形でなく、リードヴォーカルを何本も入れるようなラフなスタイルでコーラスをレコーディングしたので、他曲と違う雰囲気が出ていると思います。

◆A5. リルビ
---歌詞カードに載っている、リルビダンスの可愛いイラストはご自身で描かれたのですか?
実際にライブではみんなで踊るのでしょうか。ご自身で考えたダンスですか?中間部に出て来るダンスの部分がとてもかっこ良くてライブで聴いてみたい曲です。
軽快なピアノのバッキング、オルガンのサウンドが心地良くて、何度聴いても飽きなくて、シングルカットしてほしい一曲!


野戸:歌詞カードのイラストはアルバムのデザインやwebなど全てを担当してくれたKent"Kentie"Sugiyamaさんが描きました。まだライブでは演奏したことがないのですが、あのイラストを参考にリルビダンスを覚えて来てもらえたら嬉しいです。

実はこの曲、制作途中にレコーディングしたデータが失くなってしまったのです。確認用にmp3でまとめてあったラフミックスを素材にして、そこに歌を入れていきました。バックトラック未完成と思わずに意識を変えて、音質がザラついてざっくりした雰囲気を活かそうと、間奏にリルビダンスのブロックを入れるアイデアを足しました。苦肉の策です。なので後付けですが、中々面白くなったと思っています。

sideB WAH MEMORIES
◆B1. Ambasa!

---B面もまた楽しい曲から始まります。野戸さんのメロディーといい声といい、何度聴いても聴き飽きない魅力があります。このアルバム自体、何度もヘビロテしたくなる魅力あるアルバム。
Ambasaの意味は?そして終わりのほうのコーラスはご家族ですか?ご家族の協力もあって完成したのでしょうね。


野戸:アンバサという白い乳酸菌ソーダ飲料が以前売られていまして、今も売られているということですが。子供の頃から強く印象に残っていたこの言葉は一説によると「甘酸っぱい」の語感からのネーミングだそうです。
これは作詞前にはっきり設定した訳でもないのですが、歌詞中、犬を連れて港湾を散歩する女性と、出勤時にすれ違う少女、この二人は雷神の娘の化身として登場しています。瞬きをすると白い炭酸のように発泡して消えてしまう、夏の日に妄想を見せる妖しいその女神はアンバサ!いま考えたんですけどね。大体そのようなイメージです。

今でも鮮明に覚えていますが、ある日バンドリハーサルからの帰宅途中に雷が鳴り出して、家へ着いても延々鳴り止まないのです。広大な範囲の空からの爆音を、居間で寝転がってずっと聴き込みました。その時に出来た曲です。
エンディングコーラスは娘達が歌いました。
そういえばまだギャラを払っていません。

◆B2. 流砂(feat. 中村ジョー)
---中村ジョーさんと共作ですね。中村さんとの交流は長いのですか?お人柄など伺いたいです。
共作されたいきさつを教えて頂けますか?


野戸:中村ジョーさんは、以前ザ・ハッピーズというバンドを結成されていて、僕が組んでいたバンドMagoo Swim(マグースイム)と活動時期が重なっていました。当時はメンバー間の交流もありましたが、ジョーさんと直接関わりを持ち始めたのは3年程前からです。それ以降、彼の中村ジョー&イーストウッズと共演があったりと交流を深める中、いつでも詞を書くよと言ってもらっていて、今回実現しました。ジョーさんのソロアルバム『風船と口笛』が強く印象にあり、そのイメージを持って僕なりに詞を頼みたい曲を書き、渡しました。大分我がままをきいてくれた同い年の兄貴みたいな感じです。

◆B3. Shake Town(feat. TSUNTA)
---ゲストが多くバンドサウンドで盛り上がりますね。フィーチャリングしているTSUNTAさんはどんな方なのですか?
また、歌詞を聞いて野戸さんにとっての東京はどういう存在なのか?伺いたくなりました。


野戸:TSUNTAさんは、僕のレコーディングとライブでギターを弾いてくれているヒロハタケンジさんと共に、Haregalasというバンドを組んでいる方です。僕と同期デビューで、その当時に同じコンピレーションアルバムに参加した間柄です。ここ10年以上同じ現場で仕事もしているので、是非にと参加要請しました。

この曲『Shake Town』は、ある日見た夢をそのまま曲にした物です。舞台は新宿駅周辺です。建物がすっかりなくなって、朝焼けの中、大きな広場に集っている人々が、それぞれとても楽しそうにしている。その様子を描きたいと思いました。

札幌育ちの僕は、小学生時に父の転勤で2年間渋谷の初台に住みました。その頃で強い印象に残っているのは新宿副都心と呼ばれ始めていた高層ビル群です。一つ一つビルの名前を覚えて、代々木西原の高台から眺めていました。安田火災海上ビルとかね。18になり今度は一人で上京して調布に住みました。その後は東北沢、今は荻窪です。京王線、小田急線、中央線と、プラットホームはいつまで経っても新宿のようです。
東京自体は、とうに生まれ故郷にいた年月の倍以上暮らしている場所なので、特別な存在というものでもないですね。ここでずっと生きてきましたが、生まれた街ではない、そんなところです。

◆B4. 二人のルール
---独自の後ノリのリズム、ギターのカッティングが心地良いですね。素敵なラブソングであったかい気持ちになれます。野戸さんの優しさが光る一曲。

野戸:ラブソングですね。自分でもそう触れ回ってます。気付けばアルバム唯一の。『リルビ』もラブソングと捉えてもらって構いませんが。
曲のリズムは、2000年前後のアコースティックなヒップホップのビートメイキングの影響を出したつもりです。

◆B5. 新しい魂
---ドッシリしたパーカッション、Cheer Up!にもご縁のある武田和大さんのバスクラリネットが光りますね。フリージャズというか、効果的ですね。バスクラを選んだのは野戸さんの指定ですか?
締めくくりの曲は「Bridge Over Troubled City〜The Turnback(Part1&Part2) 」と呼応してるのかな?と感じる力強い歌詞で元気が出ます。


野戸:武田和大さんは、僕が以前組んでいたバンドMagoo Swim(マグースイム)のレコーディングとライブでサックスを演奏してもらっていました。セカンドアルバムでは一緒に雪の軽井沢へ合宿レコーディングに行きました。
久々の連絡に快諾してくれて。バスクラはこちらの希望です。武田さんにはマルチリード奏者のイメージがあったので、訊いてみると勿論いけるということで。もうレコーディングは吹き始めからバッチリでした。

このバスクラは昔のアニメ『妖怪人間ベム』からのイメージです。(あらためてYoutubeで見返してみると、バスクラは全然使われていませんでした!)魂ですからおどろおどろしくね。イントロとエンディングで「アーッ」とか「フィーッ」とか奇声を発してるのは僕なのですが、あれはストーンズの『悪魔を憐れむ歌』です。曲のリズムはボ・ディドリーのジャングルビートを意識しました。この曲はリズムもテンポも違う別バージョンがあるのですが、アルバムの大団円ということで派手目なアレンジの方を採用しました。

歌詞は、言われてみれば『Turnback』と似てますね〜。『新しい魂』は映画の中身、『Turnback』はそんな映画を観ながら思ってること、この2曲はそんな違いがありますね。『新しい魂』の歌詞はカッコ良くて好きだなぁ〜。


---野戸さんの作詞、作曲方法はどういう風になさっているのですか?
名義を変えていらっしゃいますが、詞と曲どちらが先に出来ることが多いですか?
作曲はどのようにされているのか教えて頂けますか?


野戸:作詞と作曲は名義を変えて分担制にしています。まるきり曲を先に作ります。もうバックトラックを全て作り、歌も歌詞のない段階で、日本語の言葉に聴こえない文字の組み合わせで仮歌を録音し、それをゆかり美和(作詞名)に渡すような流れです。曲制作に一旦区切りをつけて、気分を変え詞を書いていくスタイルが自分には合うようです。名義を変えているだけで僕ですから、自分の希望に忠実ですよ。メロディーフレーズと言葉のイントネーションの合わせ方や、ロングトーンに乗せたい母音も吟味しながら作詞していきます。

作曲方法は今回、考えて作らないことを慎重に実行しました。例えば、朝パッと目覚めて、いけそうだなと思ったら、メロディーをボイスレコーダーに録音しながら即興で1曲分歌いきります。その後、録音したメロディーをそのままの形で使います。そうすると1曲中、1番と2番の境目が曖昧になったり、違うメロディーになったり、曲の構成が少し変になります。『あいすみません』『Service Ace』『流砂』はそのように作りました。これは新鮮な結果が出るので、自分で作る時は良いのですが、ライブで演奏するミュージシャンには覚えにくいので嫌がられますね。

--完成してみて、このアルバムは野戸さんにとってどんな存在ですか?
そして、アルバムを発表なさってから周囲の反響などいかがでしょうか。


野戸:アルバムが自分にとってどんな存在か、まだわかりません。リリースした実感が湧いていないというか。現状、ライブ会場や一部店舗で先行発売のつもりで販売中です。自主制作なので、置いてくれる店をもう少しさがしてから正式発売とする気でいます。制作期間は長かったのですが、モチベーションが下がることはありませんでした。久々に自分の作品をしかもレコードで発表したい思いが強かったからだと思います。形にしたんだから、我が子をちゃんと外に出してあげないとね。しっかり海にはなって。
反響は、聴いて貰おうと音源を手渡して、高評価もあったので嬉しかったです。励みになりました。渡して反応ない方もいますよ。
それはそれとして、アルバム完成おめでとうと言ってくれる人が多いのです。これは妙に胸に響きました。「おめでとう」というのがね。そうか、これは目出度いんだと。目出度いことだから、これからも出しちゃおうと思います。

---ジャケットデザインも素敵ですよね。ジャケットは野戸さんの肖像。
そして裏側がコラージュになっています。野戸さんの今までを表したコラージュなのでしょうか。


野戸:ジャケット裏側のコラージュは僕が作りました。広い意味で、このアルバムに詰め込んだ音楽が作られるまでに関わった人々のコラージュです。ここに映る方々との繋がりがなければ、アルバムは作れてなかったかもしれません。

---早くも2ndソロアルバムを聴いてみたい気持ちが高まっているのは私だけではなく大勢いると思います。そのあたりいかがでしょうか。
また、今後の展望・活動予定など教えて頂けますか?
そして、最近の提供曲のお知らせなどもあればお願い致します。


野戸:2ndソロアルバム、良いですねぇ。いくらでも作ります。ただ、せっかくレコードにしてプレスしたんで1stを買ってもらう場所を作り、知ってもらうことをやります。ライブもその場としつつ、やっていきます。

次のアルバムはもう少しコラボを増やします。1stは自分の音楽ルーツを意識的に見せるように努めた部分もあったんですけど、そこは次からはもういいかなと思っています。

最近は、 "フィロソフィーのダンス" に曲提供をしています。新しいダンスを提唱する革新的なアイドルグループだと思っています。歌唱表現の豊かさも定評があるようです。
『コモンセンス・バスターズ』、『バッド・パラダイム』、『シャル・ウィー・スタート』を作曲しました。リーダーの奥津マリリに『バイバイよりも』も作曲提供しています。
是非彼女達の今後に注目してください。

「コモンセンス・バスターズ」


「コモンセンス・バスターズ」(iTunes)
https://goo.gl/TpBoew

「バイバイよりも」(iTunes)
https://goo.gl/StRpd7

「バッド・パラダイム」(iTunes)
https://goo.gl/j7wuFE

「シャル・ウィ・スタート」(iTunes)
https://goo.gl/8GzU8N

もうすぐ作詞名ゆかり美和の歌詞集も出します。音楽出版社と契約していない歌詞作品を集めて本にして自費出版の形です。
その内容と連携させたく、bandcampで発表している曲から選び、若干のミックス修正とリマスタリングし、アルバム『WORDS & MUSIC FROM UHVAN NOIZ』としてSpotifyやAppleなど各所から配信しています。こちらの方も是非聴いてみてください。


『WORDS & MUSIC FROM UH VAN NOIZ』野戸 久嗣



https://goo.gl/7LiuPa

マイペースながら、この先も色々と続けていきます 。

---ありがとうございました。野戸さんのますますのご活躍、今後の作品を楽しみにしております。
この『SOUL ADDRESS:WAH MEMORIES』も、どんどん広まってほしいです!





『SOUL ADDRESS:WAH MEMORIES』野戸久嗣

sideA SOUL ADDRESS
A1. 零点
A2. Bridge Over Troubled City〜The Turnback(Part1&Part2)
A3. あいすみません
A4. Service Ace
A5. リルビ

sideB WAH MEMORIES
B1. Ambasa!
B2. 流砂(feat. 中村ジョー)
B3. Shake Town(feat. TSUNTA)
B4. 二人のルール
B5. 新しい魂

LP(レコード)+CD 3,456円(税込)


◆野戸 久嗣New Album『SOUL ADDRESS:WAH MEMORIES』特設サイト
http://kentodesignworks.com/souladdress/index.html

◆アルバムダイジェスト動画



◆野戸久嗣(Hisatsugu Noto)プロフィール:



北海道札幌市出身。
10歳の頃、札幌少年少女合唱団の一員として、萩原健一のコンサートでコーラスを務めたのが音楽キャリアのスタート。
EMIからバンド、magoo swimのボーカリスト・ソングライターとしてデビュー。
並行して作家活動(作詞・曲、作詞名:ゆかり美和)開始。
提供曲はSmap「Fly」、Crystal Kay「Tears」、Saltie「Joe」等。
東京都杉並区でのボイストレーニングルーム、FineVoice代表。


野戸久嗣 UhVanNoiz 音源サイト
https://magooswimwithnuts.bandcamp.com/

Twitter
https://twitter.com/hisatsugunoto

Facebook 野戸久嗣UhVanNoizページ
https://www.facebook.com/UhVanNoiz/

Days Noiz (野戸久嗣ブログ)
http://uhvannoiz.blogspot.jp/

<Cheer Up!関連リンク>

野戸久嗣インタビュー(2017年)
http://www.cheerup777.com/noto2017.html

特集:あなたにとってのCheer Up!な音楽教えて下さい♪(2014年)
http://www.cheerup777.com/cheer/noto.html





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