ジャズ・ギタリストのHiro Yamanakaさんが今年リリースしたアルバム『LIVE』。10年前、2010年のライヴをCD化したものです。メンバーはHiro Yamanakaさん、ジャズオルガン奏者のKANKAWAさん、ドラマーのセシル・モンローさん、サックス奏者のジェームズ・マホーンさん、ゲストでトランペッターのニール・スタルネイカーさん。
KANKAWAさんは2020年1月に引退。ジェームズ・マホーンさんはアメリカに帰国。そしてセシルさんとニールさんは既に他界しています。それを思うととても悲しくなるのですが、アルバムを聴くと皆さんお元気でパワフルで素晴らしい演奏を繰り広げていて、聴く者を高揚させる力を持っています。このアルバムを2020年という未曽有の年にリリースした経緯や、ライヴ当日の思い出など、Hiro Yamanakaさんにお伺いしました。ぜひ多くの方に聴いて頂きたいアルバムです。
そして今回、セシル・モンローさん、ニール・スタルネイカーさんにゆかりの方々にお二人の思い出についてコメントを頂きました。(2020年12月)

Hiro Yamanakaインタビュー セシル・モンローの思い出 ニール・スタルネイカーの思い出 

Hiro Yamanakaインタビュー

---Hiroさんに2019年にお会いした時に、手元にあるライヴ音源をいつかリリースしたいというお話を伺いました。 そのタイミングが今年2020年になった経緯を伺えますか?

Hiro:KANKAWAさんのグループに参加して、多くのライヴで使ってもらえたことは、既に僕には“奇跡”でした。そして4年目に入る頃(2009年末)に「僕は誰かのサポートをしたことがない。バックアップするからお前がリーダーで作品を作ろう」と言うことになり、中目黒の“楽屋”でのライヴ・レコーディングのために3月と7月を押さえたんです。
一方でKANKAWAさんは、3月のライヴ直後に北池袋のStudio DEDEを押さえて、スタジオ・レコーディングの準備をしていました。これが僕にとって初めてのリーダー作品企画の流れです。

最初はライヴ盤とライヴDVDもリリース予定で、全て録音、録画していたのですが、スタジオ録音の『Sorry I’m Late』の内容と音質が圧倒的に良く、ジャズに馴染みの少ない方からオーディオ愛好家、ジャズ・ファンまでが幅広く楽しんで頂けると判断して、“日本のジャズ・シーンへのご挨拶”として先行させたんです。
お陰で、作品も高い評価を頂き、多くの方々に聴いて頂けることになりました。


『Sorry I’m Late』Hiro Yamanaka with The KANKAWA Trio

そこで残ったのが2回のライヴの音源と映像です。既に膨大な時間を掛けてラフなミックスダウンまで終わったまま、リリースのタイミングを失ってしまったのです。

最初のキッカケは2020年1月のKANKAWAさんの引退です。引退を発表された時にご自宅にお邪魔して、いろいろと歓談を交わす中で、「あのライヴ音源、リリースして良いよ」と言う話が出ました。背中を押してくれる言葉でした。

そこにcovid-19 の広がりによる緊急事態宣言で全てのライヴがキャンセルになって、時間だけが残ったことです。
Facebookでニールの近況に気を配るようになりました。それは彼が抽象画家としての作品を紹介していたり、闘病生活を綴ったものでした。ある時は「HiroがYouTubeにアップしてた、一緒に演奏した曲のデータを送ってくれないか」と言うメッセージのやり取りがあったり。それで、ニールのためにもCD化を決断しました。

ところが製作途中の6月にニールが他界してしまって…。間に合いませんでした。そこでニールの作品をカヴァー(ジャケット)に使わせてもらうことにしたのです。

---2010年の、そのライヴ当日の思い出やエピソードを教えて頂けますか?

Hiro:『Sorry I’m Late』が2010年11月3日リリースだったので、今作『LIVE』も11月3日にリリースすることにしました。
今回のミックスダウンに際して、何度も音源を聴いていると色んなことを思い出しますね。
10年前ですから、ジェームズは40代で、他の4人は50代ですから、脂が乗ってる年齢です。だから、ライヴの勢いはとんでもないものでしたね。KANKAWAとセシルが絶妙の呼吸で凄いグルーヴを生み出すんですよ。そこにジェームズのテナーが「世界一上手いんじゃない?」と言うプレイを繰り出す。体調が万全ではないニールも全集中の鬼気迫るプレイを展開する。
その現場のテンションの高さは凄かったですね。もちろん、その中に僕もいるんですが、「こんなハイ・レヴェルなメンバーと一緒に音楽を作ってる」と言う感じで、最高に楽しかったですね。それが皆んなの音に出ていると思います。

残念ながら、CDには収録していませんが、3月のライヴにはベースの清水興さんが、7月のライヴにはベースの河原秀夫さんがゲストで参加してくれたのも嬉しかった。
もうサウンド・チェック終わったらプレ打ち上げ状態ですよ(笑)。控室にも次々とご挨拶に来てくれる方がいて、アットホームな雰囲気でしたね。







---アルバムを聴いていると、迫力と臨場感があって、つい昨日のライヴのように感じます。音楽は色褪せずにずっと残るんだな・・・と強く感じさせられました。

Hiro:私達が聴く音楽、LPであれCDであれ、どんなメディアであれ、そこにあるのは「過去の演奏」なんです。ライヴ作品でもそうですね。レコード=記録ですからね。それが良いものであれば、新しいも古いもないんです。
ただライヴ作品は、記録から記憶を呼び起こしてくれます。例え、その場にいなかったとしても、タイムマシーンのように、その場に連れて行ってくる魅力がありますね。

『LIVE』は「ライヴ」「リヴ」両方の意味で捉えて欲しいので、あえてカタカナ表記はしていません。10年前に僕ら5人のジャズメンが生きていて、生でライヴをした記録なんです。
現下のコロナ禍にあって「生きる」ことの大切さは、日本人全員が噛み締めているでしょうし、軽率な行動が皆んなの暮らしや社会に影響を及ぼすことを忘れてはなりませんね。

ジャズに限らずミュージシャンのほとんどは、日々のライヴで生計を立てていましたが、環境は大きく変わりました。でもそれはミュージシャンや芸術家に限らず、大半の国民に当てはまりますね。ミュージシャンやお店だけが被害を被っているわけじゃないです。
でもね、僕が暮らす横浜市には「横浜市文化芸術活動応援プログラム」と言う制度がcovid19 対策として作られて、この作品『LIVE』は、その支援があったから作ることができました。まさに僕が生きていくための支援でした。

---KANKAWAさんのオルガンも堪能できて、オルガン好きな方にも楽しめるアルバム。演奏中のKANKAWAさんとの掛け合いではどのようなことを感じていましたか?演奏の合間の唸り声はKANKAWAさんなのでしょうか。そこがまたなんともいいですよね。
今回のアルバムの選曲基準についても伺えますか?


Hiro:このとんでもないライヴ演奏の要は、The KANKAWA Trioと言うステイプルなバンドの類を見ないほどのエナジーの高さですね。こんなにも素晴らしいグルーヴを持つバンドと演奏を共にできたことは幸せです。

ところが2011年8月に、ドラムのセシル・モンローが海難事故で突然他界しました。メンバーのみならず、日本にいるジャズメンが悲しみに暮れました。残っていた僕のCD発売記念ツアーには代役をお願いしましたが、その後、大きな転換期を迎えます。KANKAWAさんが作り上げてきたトリオが終焉を迎えたのです。それほどセシルの存在が大きかったのです。
ジェームズもアメリカに帰国することになり、KANKAWAさんにとっては両翼を失ったような状態で、僕も彼のもとを離れて独り立ちすることになりましたが、The KANKAWA Trioで覚えたグルーヴは、他のミュージシャンと演奏する時には「違和感」になり、うまく行きませんでしたね。今作で最も楽しんで欲しいのは、そのグルーヴです。僕が知る限り、世界中でこのレヴェルのグルーヴ感を出せるバンドは稀少です。

2回のライヴで演奏したのは、延べ20曲。もちろん『Sorry I’m Late』に収録した曲もありますが、このバンドのテーマ曲「Soul Finger」以外は、前作と重複しないものを選びました。
言い換えれば、譜面を使わない曲です。それだけに、メンバー全員が自由になれます。僕の役割はメンバーを自由にすること。そしてその自由さをコントロールするのがKANKAWAさんの感性です。ニューヨークで長年活動してきた彼ならではの感覚はワールドクラス。聴こえてくる唸り声は彼のものです。ソウルフルですね。大好きですよ。









---このアルバムのジャケットは、ニール・スタルネイカーさんが描いた絵だそうですね。

Hiro:ニール・スタルネイカーは抽象画家として、約2,500作品を描いています。もちろん個展なども開いていました。
6月に彼の訃報を知る直前に彼のFacebookで見たのが“Improvisation #191”と言う作品で、僕の心に強く残るものでした。それが『LIVE』のカヴァー・アートです。
彼の作品を管理しているALMO Studioに許可を頂き、ALMO経由でニールのご遺族に『Sorry I’m Late』と『LIVE』を送ってもらいました。あと、今後のニールの個展などで使って頂ければと、『LIVE』CD100枚を贈りました。

スリーブにある美しい海の写真は、ギリシャの写真家Lakis Barに依頼して、カヴァー・アートと関連性のある作品を提供してもらいました。実は日本の仏教にもあるような、古いギリシャの神話をモチーフにした作品なんです。
RGB名義の『Love Knot』のジャケット両面の写真もLakisが提供してくれたものです。


『Love Knot』RGB







---ここからは、Hiroさんの音楽人生についてお伺いします。
いつ頃から音楽に興味を持たれたのですか?


Hiro:僕は3人姉弟の末っ子で、7歳上、10歳上の姉がいます。2〜3歳頃に姉の足踏みオルガンやアコーディオンで遊んでいたそうです。8歳の時にトランペットを買ってもらって、気分はニニ・ロッソでしたね(笑)。
そして10歳の誕生日に東海製のクラシック・ギターを母に買ってもらってからギター一筋53年半。
すぐ上の姉は洋楽が好きで、ラジオから流れるものを一緒に聴いて育ちましたから、ちょっとオマセですね。
小学生時代に友達と一緒にバンドを組んで、ザ・ヴェンチャーズやってました。

---ジャズはいつ頃から聴くようになったのでしょう?

Hiro:ギターを始めた翌年にウェス・モンゴメリーが亡くなったんです。ウェスのことは知りませんでしたが、すぐにレコードを買って感慨深く聴きました。
それ以前に姉の影響でサラ・ヴォーン、ダイナ・ワシントン他のジャズ・ヴォーカルを聴いて憧れていました。それ、ジャズだったんですね!

---10歳でギターを始めた時は、ギター教室に通われたのですか?

Hiro:ギターは全くの自己流の独学です。
理論などを吸収したのは大学時代ですね。
クロスオーバー全盛期でしたから、六本木ピットインが教室で、学生のくせに沢山の良いライヴを観に行きました。ちょうどLive Under The skyが田園コロシアムで始まった頃。

バイトでグランド・キャバレーでダンス音楽弾いたり、横浜のプロのバンドに入ったりしていました。
その頃、足繁く通っては、毎回質問して答えてくれたのが渡辺香津美さん。
後にベースの鈴木勲さんのアンサンブル・レッスンに3年間通いました。

---Hiroさんは現在、音楽ライターもされていますが、その経緯を伺えますか?

Hiro:1981年4月〜2003年9月末までビジネスマンでしたが、2001年から心因反応になり退職しました。その年に高内HARU春彦さんに「英語での音楽理論」のレッスンを受けました。今でも師です。

ギター弾いてる時だけが調子良くて、バイトも転々としてる時に、シンコーミュージックの「jazz guitar book」から「マルキオーネ・ギターを取材させて欲しい」との連絡があり、それが縁で音楽ライターの道へ。
そして2005年5月に個人事務所 a Taste of JAZZを設立し現在に至ります。



---Hiroさんが音楽ライターの道に進むきっかけとなった、マルキオーネ・ギターについて詳しく伺えますか?今回初めて知ったのですが、最高峰の製作家、Marchioneさんが作るギターのことなのですね。

Hiro:2000年に初めてマルキオーネのギターを楽器店で弾いた時は、ギターに関する考えが180度ひっくり返るほどの衝撃でした。もちろん価格も衝撃でしたが(笑)。ちょうどプロに転向する時期でもあったので、「日本で誰も出していない音」を武器にしようと思い、マルキオーネに合計5本のギターを作ってもらいました。

『Sorry I’m Late』では2種類のアーチトップ・ギターを使い分けました。今作『LIVE』では3月のライヴでは15インチ・ボディのマルキオーネを、7月のライヴでは1枚のマホガニー材をくり抜いて作られたマルキオーネのソリッド・ギターを使っています。

「ジャズでソリッド?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、理由があったのです。
7月のライヴの数週間前に転倒して、両手首付け根の骨にヒビが入って、ライヴ当日にテンションの強いアーチトップが弾けなくて、ソリッドを使ったのです。そのお陰で面白い演奏が生まれたと思います。
ライナーノーツにも「当初の録音状態が悪く」とありますが、お店のProtoolsの16チャンネル版で録音して、何の加工もしていない状態でスタジオに持ち帰りましたから、Studio DEDEのヴィンテージの機材を使ってドラムの音作りから始めるわけです。あと一番の問題はギターのノイズです。両手を弦から離した瞬間に「ジッ!」と出るのですが、これは弦アースがキチンと落ちていないのが理由で、録音場所の電源の問題です。
3月の演奏では随所にそのノイズが入っているので、支障のないところは消していくと言う気の遠くなるような作業をスタジオのエンジニアさんが行ってくれて、一応ラフなミックスダウンまで作りました。
今年のマスタリング時には更に音質の改善ができて、ノイズももっと取ろうっとしていました。でもふと考えると、あの日、ライヴを観に来て下さった方々は、そんなノイズも含めて楽しんでくれたと思ったんです。
「なんのハプニングもノイズもないライヴなんかつまらないじゃん!」
と言うことで、姑息なノイズ消しは、そこで終えてマスタリングしました。

---そういういきさつがあったのですね・・・。
ギターに関しては、Hiroさんは今年、ギター製作家・山岡則正氏のエンドーサーになられたそうですね。


Hiro:「リーダー作品なのにギターの出番が少ない」と言われることが前作も今作もあります。
確かにギタリストの作品としてはその通りですね。
当時の僕の想いは「このメンバーと僕でしかできない、僕が聴きたい音楽を作る」ことでした。だって”もったいない“でしょ? これだけの凄いメンバーが揃ってるのに、音的に最も弱いギターがメインの作品なんて(笑)。

ギターをフロントに出すなら別のアプローチの作品になりますね。

そんな作品制作に既に取り掛かっています。まだ、レコーディングに使っていないギターが2本あるんです。
真っ赤なマルキオーネのセミホロウ・モデル”Sarah“と、今年5月から使いはじめたStrings Art JG-1 Hiro Yamanaka Special “Emily”です。
このJG-1は、岡山県の真備町に工房を構えるギター製作家・山岡則正さんが僕のために、あの豪雨災害を挟んで作ってくれたアーチトップ・ギターです。
渡辺香津美さん、布川俊樹さん、竹中俊二さん、田辺充邦さん、ヨタム・シルバースタインさん、エド・チェリーさんがそれぞれのオリジナル・モデルを使っていますよ。

現状でライヴ本数を増やすのは困難ですから、今後は、ギター作品を含めて、作品制作に力を注ぎたいですね。


Yamaoka Guitars "Strings Art JG-1 Hiro Yamanaka Special (Emily)"

---音楽活動では、真梨邑ケイさんとライヴをされていますね。

Hiro:2015年からジャズ・シンガーの真梨邑ケイさんとのDUOでのミニツアーをはじめ、今年で6年。テーマは"お互いの興味のある映画にまつわる音楽"です。

---ありがとうございました。このアルバムが広く、そして長く聴き継がれることを願って。そしてHiroさんの今後のご活躍をますます応援しております。



『LIVE』Hiro Yamanaka with The KANKAWA Trio & Neil Stalnaker

1.Road Song
2.Dear Old Stockholm
3.Blue Bossa
4.Midnight Special
5.I Want Jesus To Walk With Me
6.Naima
7.Soul Finger

発売日:2020年11月03日
レーベル : a Taste of JAZZ
規格品番:ATOJ2002

Hiro Yamanaka(Guitars)

The KANKAWA Trio
KANKAWA(Hammond B-3)
James Mahone(ts)
Cecil Monroe(ds)

Special Guest
Neil Stalnaker(tp on3,5,7)






◆Hiro Yamanaka プロフィール

アーティスト名:Hiro Yamanaka(ひろ・やまなか)
和歌山県日高郡美浜町出身。‘81年に神奈川大学を卒業後、国際物流企業に就職。2003年9月に約23年間のビジネスマン生活にピリオドを打ち、2005年よりプロとしてギタリストならびに音楽ライターに転身し、個人事務所“a Taste of JAZZ”を設立。大学時代に渡辺香津美、ビジネスマン時代には鈴木勲(b)に師事し、’03年秋より作曲家でギタリストの高内HARU春彦に師事。
 2006年よりジャズ・オルガンの奇才KANKAWAグループの一員となり、’07年発表のCD『Reminiscence Miles』に全面参加。2010年の自身のリーダー・デビューCD『Sorry I’m Late』はKANKAWA Trioと共に制作した作品で、KANKAWA氏とは100本以上のコンサートやイベントを共にしてきた。2015年7月には自身のプロ活動10周年を記念してRGB名義にて鍵盤ハーモニカをフロントにしたスタンダードCD『Love Knot』を発表。
 音楽ライター“山中弘行”としては、シンコーミュージック発行の専門誌“jazz guitar book”にVol.3から最近号のVol.37まで多数のインタビュー、試奏レポート、連載コラム、CD紹介を寄稿。Jazz Life誌、Guitar Magazine誌他にも多数寄稿を続け、竹田一彦(g)、a.i.t Guitar Trio、フェレンツ・シュネートベルガー(g)、ギラッド・ヘクセルマン(g)、山野修作(g)、浅利史香(g)他のCDライナーノーツも手掛ける。現在までに1,300本を超える記事を執筆。企画・共著『日本のジャズ・ギタリスト』『世界のルシアー探訪』をシンコーミュージックより、2016年3月には自身初のCD付教則本『スムース・ジャズ・ギター・スタイル・ブック』をヤマハ・ミュージック・メディアより発刊。

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