■鳥越啓介(Keisuke Torigoe)




Fairground Attraction『First of a Million Kisse』(1988)

友人から「良いのがあるよ〜」と教えてもらってこのアルバムを聴いたのが中学2年の頃。(vo)Eddi Readerの歌声を聴いた瞬間、凄い鳥肌が立ったのを思い出す。
アコースティック楽器中心(ギターのMark E.Nevinはエレキも弾いてる)のサウンド、活動期間わずか2年、アルバムも一枚しか出さなかった幻のバンド。
中でもベースのSimon Edwardsが弾いてるのがギタロンというメキシコの楽器で、アコースティックギターの1オクターブ下の音が出るギターより一回り大きな楽器。アップテンポの曲ではポンポンと歯切れよく、バラードでは、丸くて優しい音がなんとも心地よい。
1980年代って打ち込み全盛時代で、時代を感じさせる無機質なサウンドが多い中、人力アコースティックなこのバンドは今でも全く飽きないし古さも感じられない。リリースされて既に26年経つのに時代を感じさせないバンドって本当に少ないと思う。

アルバム収録曲は全曲オススメ!是非聴いて欲しい!
そして、また再結成してくれないかな〜と切に願う。



鳥越啓介 プロフィール:

コントラバス奏者・作編曲家 岡山県玉野市生まれ。

高校時代、吹奏楽部に入部しコントラバスを弾き始める。高校卒業後、社会人の傍ら地元のビックバンドなどで活動。96年脱サラ、97年上京。99年PHATのメンバーとなり、2001年東芝EMI Blue Noteレーベルより メジャーデビュー。シングル1枚、アルバム2枚を残し、2003年渋谷クラブクアトロでのワンマンライブを最後に解散。
その後は、ジャズ・邦楽・ポップス・タンゴ・ブラジル音楽などその豊かな才能を駆使し、国内のみならず海外公演も含め、自らのバンドも展開し、また様々なセッションやレコーディングに参加。繊細且つ大胆でハーモニーを感じさせるその演奏は、コントラバスという楽器の固定概念に捉われず、独奏楽器としての更なる可能性を追い求め、幅広い音楽活動を行っている。


『願い』



鳥越啓介作曲。東日本大震災をうけ、被災された方、それを支える皆さんを癒してあげられればという願いと、以前のような平和な日々に早く戻れるようにという願いを込めた楽曲。

2013年10月1日愛知県日進市「森の響」でのライブ映像
鳥越啓介(コントラバス) 坂田梁山(尺八)


◎鳥越啓介ブログ http://ameblo.jp/chousukebass/

◎Twitter https://twitter.com/chousukebass




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